会長あいさつ

今日は海の日です。町にはピンク色の桃が店頭に並び、本来でしたら小中学校は夏休み初日で蝉も鳴く時期ですが、今年はまだ梅雨。数日前から夕立のような激しい雨が降り、梅雨明けの兆しかと期待しますが、もう少し先のようです。

さて、今回は水辺に咲く花~蓮(ハス)のお話をいたします。
皆さんもご存じの通り、蓮は根がレンコンであります。関東では茨城県がレンコンの産地として有名ですが、かつては山梨でも石和でも蓮田がたくさんあり、レンコンを県外に出荷していました。いまではレンコン農家は一軒になり、石和は果樹の町になりました。

蓮の花は7~8月にかけて咲く夏の花です。水生植物で地下茎から茎をのばして水面で葉を出し、夏の早朝に鮮やかなピンクや白色の花を咲かせます。蓮の花の寿命は4日間。1日目の早朝に開花して昼頃に閉じ、2日目3日目も同様に繰り返し、4日目は開花したのち花がつぼまないで散ります。

水辺に咲く花でもうひとつ睡蓮(スイレン)があります。皆さんに質問します。睡蓮と蓮の違いは何でしょう? ふたつとも水の底の土や泥に根を張り、夏の午前中に花を咲かせます。咲き方も花の形もとてもよく似ています。答えは葉と茎にあります。蓮は花も葉も水面から茎がすっと長く伸びた先についています。そして葉に切れ目はありません。お盆に使う葉を思い出してください。これに対して睡蓮は葉が水面に浮かんでいて、葉には切れ込みがあります。有名な絵画モネの睡蓮は水面に浮かんだ葉や花を描いていますね。

さて、蓮は最も古くからある植物で、私も以前古代蓮の種をもらったことがあります。1951年に千葉県検見川で発見された古代蓮の実は2000年前のものと推定され、発見者の大賀博士の名前をとって「大賀蓮」と名付けられました。それがいま山梨でも咲いています。武田神社の境内の外になりますが、三日月堀という東側の池にあるのと、穴山の池に咲いていて、先日の山梨日日新聞でも記事が載っていたのでご覧になった方もあるでしょう。もうしばらく咲いていますので、早起きなさってお出かけになるのも、初夏のお楽しみになると思います。

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R.Mitsumori

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