会長あいさつ

 先日、信州・安曇野の大王わさび農場に行ってきました。長野県はわさびの生産量日本一です。その9割の生産を誇っているのが安曇野で、中でも大王わさび農場は地の利を生かした15ヘクタールある日本一広いわさび田です。敷地内にはアルプスの伏流水でできた大きな川が幾筋も流れています。その水は1日12万トンで、23万の人が一日に使用する水量が敷地内を流れています。その日わさび田には真夏の直射日光を避けるために、寒冷紗がかかっていました。

わさびを食べるのは以前は日本と台湾だけでしたが、近年は世界中で使われるようになりました。わさびの毒消し作用は昔から知られていて、将軍や貴人の食卓には欠かせない食材でした。現在では食中毒やО157などに対して優れた抗菌性が実証され、天然素材の食品添加物として新たな用途に利用されています。また、脳血管や心筋梗塞を防ぐ作用や制ガン作用など、医学的効能も明らかになってきたそうです。

 わさびは「山葵」と書きます。葉が葵に似ているからです。 捨てる部分がなく、葉から白根の先まで利用できます。原産国は日本で、学名はワサビ・ア・ジャポニカといいます。香草を総称してハーブと言いますが、わさびはオリエンタルハーブの代表です。

 わさびの美味しい食べ方は頭の茎を外側から一本一本丁寧にむしり取ります。続いて根の外皮の黒いところを削り取ります。おろし器はなるべく目の細かいものを使って茎のついたほう(上)からおろします。おろし器にほんの少しの白砂糖を乗せておろすとわさびの苦み(アク)が砂糖で消えて、香りと辛みが引き立つ美味しいわさびになるそうです。

【2020-21年度 甲斐の郷ロータリークラブ会長 田中徳夫】

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R.Mitsumori

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