ロータリーは3本の柱で支えられています。
ロータリークラブ:世界各地のクラブは、それぞれ地元の地域社会に根ざして活動しています。クラブ会員(通称ロータリアン)は、交流やボランティア活動を通じて、視野を広げ、会員同士の友情や地域社会との絆を築いています。
国際ロータリー:クラブでの草の根の活動に加え、ロータリーでは、プログラムやキャンペーンなどが世界中で行われています。国際ロータリーは、これらの取り組みをサポートするために、情報、方針、リソースなどをクラブに提供しています。
ロータリー財団:クラブによる奉仕プロジェクトは、会員やそのほかの支援者の皆さまからの温かいご寄付によって支えられています。非営利団体であるロータリー財団は、この資金を管理し、補助金として有効に活用しています。
ロータリーの戦略計画
ロータリーがこれからもダイナミックな組織でありつづけ、世界中の地域社会に貢献していくための将来への指針となるのが、ロータリーの戦略計画です。
この戦略計画は、アンケート調査、フォーカスグループ(座談会調査)、委員会、会合を通じて集められた会員の意見を基に形づくられました。ロータリーがこれからも目標に向けて前進しつづけていくために、戦略計画は、ロータリアンの願いや希望を取り入れながら進化していくものです。
戦略的優先項目と目標
ロータリーの戦略計画は、3つの戦略的優先項目を掲げ、その下に16の目標を定めています。ロータリーが将来も強くて活気ある組織であり続けるために、私たちはこれらの優先項目と目標を指針としています。
クラブのサポートと強化
•クラブの刷新制と柔軟性を育てる
•さまざまな奉仕活動への参加を奨励する
•会員基盤の多様性を奨励する
•会員の勧誘と維持を改善する
•リーダーを育成する
•ダイナミックな新クラブを結成する
•クラブと地区における戦略計画の立案を奨励する
人道的奉仕の重点化と増加
•ポリオを撲滅する
•青少年や若きリーダーの支援、およびロータリーの6つの重点分野と関連したプログラムや活動において持続可能性を高める
•他団体との協力やつながりを深める
•地元と海外の地域社会で多大な成果をもたらすプロジェクトを生み出す
公共イメージと認知度の向上
•イメージとブランド認知を調和させる
•行動を主体とした奉仕を推進する
•中核的価値観を推進する
•職業奉仕を強調する
•ネットワークづくりの機会、ならびにクラブ独自の活動について広報するようクラブに奨励する
使命
ロータリーの使命は、職業人と地域社会のリーダーのネットワークを通じて、人びとに奉仕し、高潔さを奨励し、世界理解、親善、平和を推進することです。
中核的価値観
私たちの価値観は、組織の考え方と方向性を定める原動力であり、戦略計画においても重視される要素です。
親睦と国際理解(Fellowship and Global Understanding)
生涯にわたる友情をはぐくみます。
倫理と高潔性(Ethics and Integrity)
約束を守りぬきます。
多様性(Diversity)
さまざまな考え方をつなぎます。
職業の知識とスキル、奉仕、リーダーシップ(Vocational Expertise, Service, and Leadership)
リーダーシップと職業のスキルを生かし、地域社会の問題に取り組みます。